世紀末的な世界で生き残れるか!SteamのサバイバルなRPG「kenshi」

kenshi PC

獲物を狩って、クラフトして、剣術を磨いて強敵をバッサバッサと倒していく、そんなRPGを探していたら出会ったPCゲーム「kenshi」。このゲームをプレイすると、既存のRPGに出てくる勇者の偉大さが身に沁みる事になる。

kenshiとは

「kenshi」という日本発っぽいゲーム名だが、開発したのはイギリスのChris Huntさん。

2007年から開発をスタートさせ正式版は2018年にリリースされている。10年以上という長い時間をかけて製作されたオープンワールド型のオフラインRPG。

マウスクリックで移動や攻撃などを行う、アクション要素は少なめなゲーム。

このゲームの特徴は、『主人公が特別な存在ではない』というところ。難易度設定でパラメータは変えられるが、基本的にそこらへんのNPCと同等かそれ以下の能力しか持っていない。

そんな凡人が荒廃した世界に投げ出され、勇気を出して立ち向かうと呆気なくボコボコにされるというリアリティに富んだ作品である。

だが、倒されたらゲームオーバー(死)ではなく、倒されることで打たれ強くなり、強い相手と戦うことでより強くなれるという要素があるのでプレイを続けるほどキャラクターへの愛着が湧いてくる。

kenshiの魅力

細かいパラメーター

ワタシはパラメーターの細かさをRPGやシミュレーション系のゲームを選ぶ上で重要視している。特に体の部位に関するパラメーターが充実しているとテンションが上がる。

その点ではkenshiは結構な細かさでパラメーターが用意されていて、

ダメージ関係
  • 血液
  • 頭部
  • 胸部
  • 下腹部
  • 腕部(左右)
  • 脚部(左右)
ステータス
  • 攻撃力
  • 防御力
  • 筋力
  • 器用さ
  • 打たれ強さ
  • 回避

などなど

スキル
  • 武器(カタナ・サーベル・打撃など)
  • 射撃(クロスボウなど)
  • 窃盗(隠密・ピッキング・暗殺など)
  • 科学(治癒・機械工学など)
  • 職能(鍛治・労働・農業・料理など)

と、パラメーター好きでもちょっと引くぐらい用意されている。

ひたすら戦ったり、作ったり、働いたりすることで徐々にゲージが溜まっていき、数値が上がる仕組みだ。さらに、体の部位はダメージを受けたりして耐久値が-100以下になると切断されてしまう。切断されると元には戻せなくなるので義手や義足などを付けることになる。

地道な努力が必要でドラクエのレベル上げに似た感覚になるが、少しづつ頼もしくなるキャラクターを見るのが楽しくなってくる。

自由度の高い遊び方

このゲームにはストーリーのようなものがなく、目的も用意されていない。

倒すべきボスもいないし、助けるべき仲間もいない。

強そうな相手を見つけたらひたすら喧嘩を売ってもいいし、全く戦わずに武器や服を作って売り歩いて富豪になってもいい。

目的は自分で探し、独りが嫌なら仲間を雇ったり探したり、とにかく自分で何かを見つけて遊ばなければいけない。この自由度の高さはプレイする人を選ぶポイントかもしれないが、ロールプレイの醍醐味でもある。

集団も作れる

一人で孤高の剣士を気取るプレイも勿論だが、仲間を増やしてのプレイも楽しい。

数人から数十人の大所帯まで編成できて、仲間を単独で行動させることもできる。

軍隊のように振舞うこともできるし、モノづくりカンパニーを立ち上げたり、様々な地域に商品を売り歩く商社のような遊び方もできる。

サバイバルのススメ

プレイ序盤を少しだけご紹介。

結構個性を出せるキャラメイク

プレイをスタートさせると、まずキャラメイク画面から始まる。人種・体格・姿勢・顔・髪型をパラメーターで弄っていく。

特に顔は触れる部分が多く、体格や髪型と合わせる事で「ナイスバディで物凄く強そうな女の子」や「戦えそうにないくらい腰の曲がったお爺さん」など、意外と様々なキャラクターを生み出せそうだ。

まず、放り出される

キャラメイクが終わると「パッ」と最初の街に画面が切り替わる。ストーリーを読み上げられることもなく、チュートリアルが始まることもなく、それは中古のファミコンのソフトを買って「続きから始める」を選んだ時くらい突然に、1軒のBARしかない知らない街に投げ出される。

そして装備を確認するとボロッボロの布を纏って2日分くらいの食費と長めの棒を持っている。何とかしないと死んでしまう状態である。なにこの状態。

好奇心で戦いを挑むとボコられる

とりあえず、街の人々とは友好的に付き合いたいと考え街の外を眺めると、通行人を襲っている山賊みたいな奴らがいた。

これはチャンスだ!

悪い奴をやっつけて金品や装備品を奪えばいいんだな。と思い、小走りによく分からない棒を手に取り参戦してみた。

戦闘は基本的に眺めているだけだが、おぉ、これは、、超腹減ってる山賊相手にボコボコにされてる。。。

そしてバタッと倒れてしまった。不幸中の幸いか食料など持っていなかったので何も盗られずに済んだが、ただのやられ損である。でもこのゲームは倒されても「打たれ強さ」や武器のスキルが上がるので戦闘自体は無駄にはならない。何事も経験である。

荒野を這いずって街まで帰る

伝説的に圧倒的な敗戦の末、大量に出血し全身に重傷を負ってしまい、半日程気絶していた。半日以上時間が経過してから目覚めたので街で治療をしようと歩き出そうとしたが、なんと両足を怪我したせいで歩けないらしい。

街からはそんなに離れていなかったが、這いずっての移動のせいで12時間くらいかかった。戦闘のたびに毎回こんな目に遭うのはとてもツライ。サバイバルの世界では戦闘は慎重に、時には逃げることも大事だと学んだ。

まとめ

独特の世界観、ストーリーのないオープンワールド、シビアなサバイバル、育て甲斐のあるキャラクターと、このゲームは本当にクセが強いと思う。そして万人受けしないと思う。

だが、開発者が「このゲームはみんなに遊んでもらうために作っていない、自分が楽しむために作った」と言っているように、この世界観と設定に共感が持てる人にはどハマりするであろう素晴らしい名作だと感じている。

是非、お試しください!

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